12月15日
ここ半年はインターバル走などスピード練習ばかりで、距離走は殆どしておらず、ジョギングをする場合でも長くて5kmくらいしか走らず、フルマラソンを走るのにはスタミナ不足は明らかです。
12月に入ってからは、ここ半年くらいでは距離を走っていますが、この辺りで過去の最長距離を走っておこうかなと考え、休みを利用して20kmを走ることにしました。
と言っても、距離走という形にすると、たぶんペースを速くし過ぎて間違いなく20kmも持たないだろうというのは、今までの経験で分かっていましたし、体力的にも精神的にもスピードの耐久力が無さ過ぎるので、
LSD(Long Slow Distance:ロング・スロー・ディスタンス)というかたちにして、とにかく長い距離、時間を走り切ることに慣れるということに重点を置くことにしました。
あまりスロー過ぎても精神的なものは鍛えられても、心肺機能や筋肉的な持久力のアップにならないと思ったので、15kmまではLSDとしてキロ5分くらいのペースで走って、ラスト5kmくらいはフルマラソンサブスリーのペースを想定してキロ4分15秒以内で走る、全体的にはペース走と言うのかビルドアップ走と言うのか分かりませんが、そのようなメニューを考えていました。
キロ5分なら殆ど息も上がらないし、これくらいならこなせるだろうと考えていました・・・
前日、前々日のランニングで左足に軽い痛みが
少し心配だったのが、前々日に800m6本のインターバル走をしていて、その時に左足の土踏まずの当たり、足の内側の当たりに少し痛みが出ていました。
最近、走る距離を伸ばしていたことで、疲れが蓄積したのが原因かと考え、それほど大した痛みでなかったので問題ないだろうと考えました。
そして次の日は20km走をすることを想定して、軽いジョグのつもりだったのですが「刺激というやつを入れてみよう」という考えになって、1kmを3分20秒のペースを1本走り、その後に4kmほど軽めのジョグを走りました。
前日にレースより速いペースで走っておくことで、レース当日の走りが楽に感じるようになる効果があるとされていて、けっこうレースの調整の定番となっているようなので、自分も20km走を大会本番と想定して試してみることにしたのです。
しかし、それにより左足の痛みが少し悪化してしまいました!実際にはレースじゃないしただの練習だからというのもありましたが、本末転倒です^^;
20km走の準備は万端?
左足の痛みという不安も抱えながら「殆どLSDだし問題ないだろ」と軽く考え、日曜ということで今日を見送るとまた来週末まで20km走をするタイミングがないということで、決行することにしました。
過去自分はジョグも含めて一度のランニングでは約17kmが最長でした。その時はGPS機能のある時計がなかったので、自分では20km以上は走ったと思っていたのですが、後でGPSで距離を計算したら長くても17km程だったことが分かりショックでした。2kmあると思われるコースを10周したのですが、1周1.7km程だったのです。
今回こそは20kmを走ると意気込み、準備は万端にしました。
冬だし楽なペースだし必要ないかもしれないと思いましたが、一応途中の水分とエネルギー補給として、アミノバイタルのゼリーとスポーツようかんをポケットに入れて、途中で補給することにしました。
走る前にもプロテインやアミノバイタルでエネルギーをチャージしておきました。
シューズは履き慣れたナイキのズームエリート9にしました。
だいぶアウトソールも擦り減ってパフォーマンスも落ちてきているのを感じていましたが、ゆっくり走るのには逆に好都合で、長い距離を走って靴擦れを起こさないことに重点を置きました。
とにかく序盤はペースを上げないように意識
この日は晴れで寒さもそれほどなく、走りやすい天気となりました。13時くらいにスタートしました。
とにかく序盤から15kmまではキロ5分前後をキープし、ペースを上げないことに注意しました。最初の1kmは5分1秒。「良しいいペース」と思ったのですが・・・
思っていたより左足の痛みが酷い!
序盤から左足の痛みに耐える走りに
2キロ目は4分55秒、3キロ目は4分57秒。これくらいのペースなら15kmまで余裕そうだなと思ったのですが、それは心肺的のこと。
まだ3キロだというのに一歩一歩で左足にハッキリと痛みを感じ、走り出しより明らかに痛みが強くなっていました。20kmもこの痛みに耐えられるか微妙でしたし、これ以上悪化させない為に今日は20km走るのは諦めようとも考えましたが
いろんな人の体験記などを読んでいて「初マラソンでどこも痛みが出ないまま走りきれる人なんて殆どいないよな」と思い、楽なペースだしフルじゃなくて20kmだし「痛みに耐えるのも練習」ということで走り続けることにしました。
4キロ以降は4:56、4:56、5:02、4:54、4:58、4:53、4:54と10kmまで来ました。
痛みはありましたが、急激に悪化することはなく、心肺的には全然楽でしたし、今まで走ったことのない道を走ることで楽しさを感じる余裕もありました。
そして折り返したのですが、そこから徐々に足の痛みがジワジワと強くなっていきました。
左足の痛みが限界に達し16kmで断念
よく、片方の足(脚)に痛みがあると、無意識にそれをかばい逆の足に負担がかかり逆の足まで痛みが出たり攣ってしまったりというのを良く聞きますが、自分もそれを身を持って経験することになりました。
10km過ぎたあたりから右脚のふくらはぎと太ももの前あたりが疲れてきて、少し痛みを感じるようになりました。これは左足をかばったせいもあるかもしれませんが、単純に長い距離に慣れていなかったことと、いつも走らないような遅いペースで走ることで、いつもあまり使っていない筋肉に負担がかかり、それにより痛みが出たというのもあるかもしれません。特に前太ももが痛くなることは最近では殆どなかったので。
そんなこともありながらも、11キロ目は4:59、12キロ目は5:02と何とかペースをキープできていたのですが、13キロ目の途中で道を曲がった時に「ズキッ」というような左足に激痛に近い痛みを感じ、これは20kmは無理だなと感じ、無理に走っても怪我が長引きそうなので、コースを変えて短いコースで家まで戻ることにしました。
左足を考えればそこから走るのをやめて歩いて帰ったほうが良かったのですが、キロ5分のペースだと体があまり温まらずけっこう寒かったので、ここから歩いて帰るのは違った意味できつかったので、せめて家までは走りきることにしました。
13キロ以降は5:11、5:28、5:12、5:16と少しペースを落とし16.1kmでした。ラスト3キロくらいは足の痛みだけでなく寒さもかなり辛くてしんどかった。早く家に帰りたいという思いが強かった為に自然と足が痛くてもそこまでペースが落ちなかったのかなと思います。
走り終わって、歩いても左足は痛み、これは久しぶりに怪我をしてしまったかもしれません。
結局、過去最長距離にも届かず、終始心肺的には楽で、効果的な練習にはならなかったなと感じました。
途中でゼリーとようかんの補給をしましたが、これくらいのペースなら無くても良かったと思いました。ポケットに入れておくのがけっこう邪魔でしたし。
精神的、筋肉的にはスタミナ強化に繋がったかもしれませんが、左足の怪我が長引くようならマイナスかもしれない結果に。
来週に再チャレンジしたいが、怪我が長引くかも
1日経った今日、左足の痛みは思ったほどではなく、普通に歩く分には痛みは出ないのですが、ちょっと踏み込むと痛みが出るので、今日は上半身の筋トレだけでランニングは控えました。
けっこう悔しかったので来週末に20kmに再チャレンジしたいと思うのですが、もしかしたら怪我が長引くかもしれません。
ここ半年は怪我らしい怪我はなかったので忘れていましたが、やっぱり怪我は嫌ですし、痛みが出たら無理しないのが賢明ですね。
再チャレンジしようとしているのは、長い距離を走ることの苦手意識が少しは和らいだことだと思いますし、それだけは救いかなと思います。